秋がきました

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秋がきました







ついこの前まで暑くてたまらなくてヒーヒー言ってたのに、少し過ごしやすいなぁと
思ったのもつかの間、今は寒いくらいです。
ホント過ごしやすい時期なんてアッという間に終わってしまうんですね。

近くのたんぼでは稲刈りを終えたところが多くて、なんだか景色が少し寂しい感じがします。
毎年、稲穂の実った黄金色のたんぼの猴枣散畦がまっ赤な彼岸花に囲まれて、
黄色と赤のコントラストに秋を感じてうっとりしたのですが、
今年は彼岸花の赤色が全然見当たらないうちに稲刈りが終わり、
裸んぼのたんぼが増えた今頃になって やっと彼岸花が見られるようになりました。
今年は彼岸花の咲くのが例年より遅れたのかな…
私としてはあの黄金色と赤の美しい風景が、「これぞ日本の秋」って感じで
楽しみだったのに、なんだか今年は肩透かしをくらったようです。
2010_10.jpg
たんぼの畦の彼岸花はもともと自然に生えたものではなく、
ネズミ除けに植えられたものだったそうです。
たんぼに多い野ネズミは、畦に穴を開けるので畦が壊れて水が抜け、
農家の困りもの。
そこで、ネズミ被害を防ぐために、根っこに毒を持つ彼岸花を植え、
稲を守ったと言われています。
あの美しい風景は、農家の智恵から作り出されたものだったんですね。

私の祖母が住んでいた田舎では、肺だったか心臓だったか忘れたけど、
なんせ胸の病気に効く、と、彼岸花の根っこをすりおろして胸の上に広げて貼り薬に
していました。
毒を薬として利用する、こういう事を思いつき、植物をうまく利用してきた昔の人は
本当に賢いですね。

さてさて、秋の私の楽しみといえば、栗!!
祖母が残してくれた栗畑が田舎にあるのですが、今、私はこの栗畑のことで頭が痛い… 。
160坪ほどのこの栗畑を東京に住んでいる叔父(祖母の息子)が「新幹線代を払って
栗を拾いにいくのもバカらしいから売る」、と言い出したので、私としては幼い頃に
祖母と栗拾いをしていろんな栗料理を作った思い出のある栗畑を他人に売っ払って
しまうのは祖母に申し訳ない気がして
「栗畑なら世話しなくてもいいし、見ず知らずの他人に売るのなら、おばあちゃんの
ために私が買おうかな」と思ったのですが、これが何ともとても難しいんです。
農家以外の人間が畑を買う場合、法律が非常にややこしい!
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