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一抹の紅塵。

常軌を逸し道理に背く。二重の考え事。

実際の弁護士夫妻が

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実際の弁護士夫妻が


一昨日最終回を迎えた、全11話。

初回から、毎週、楽しんで観てきた。
(早口と密度の濃さ、そしてテンポとノリは「劇団?夢の遊眠社」を、
 堺雅人の軽妙な演技は、俳優?野田秀樹を彷彿させる)

毎回、コメディの面白さに大爆笑し、
最後まで油断できない話の展開に引きこまれてきたが、
見終わった後は、苦虫を噛み潰したような顔になった。

脚本家が、観る者に問い掛けているような気がするのだ。
この苦々しさを、あなたはどう処理するのか?と。

TV番組の従来のセオリーであった、
“勧善懲悪”を最初から無視し、
絶望的なまでに、とことんシビアな現実を突き付けてくる。

拝金主義で人格最低だが、辣腕無敗という、
弁護士の悪魔的要素を体現する、古美門(堺雅人)。
相対する天使は、純真で優秀だが、
理想に燃え過ぎる新米弁護士?黛(新垣結衣)。


「あるある」と一緒にうなずき、
「ないない」と一緒にツッコミを入れながら、
 ドラマを楽しんでいる
と語っているのが、興味深い。

コメディというより、もっと突き抜けた、
ギャグドラマのような作品だったから、
きっと「ないない」は多かったことだろう。

だが、ギャグのオブラートに包み込んだ、
テーマの鋭さには、息を呑むような凄みがあった。

第9話公害訴訟で、村人に向かっての古美門の長い演説と、
最終話での、黛の誠心誠意の弁説には、特に胸を打たれた。

他にも名シーンはたくさんあったが、
個人的にブワッと涙が出てきたのは、
第7話遺産問題のラストシーンだ。
人間はみんなエゴイスティックで汚いのに、
長年受け継がれてきた名門の、醤油の味だけは素晴らしい。
エゴと無縁の何かが、それを支えている――という暗示。



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